セキュリティ機器の代表格と言っても過言ではないUTM。
これは、会社のインターネットの出入口に設置する
セキュリティ機器のことです。
簡単に言うと、
会社のネットワークを外部の脅威から守るための
“門番”のような役割を持っています。
例えば、
・ウイルス対策
・迷惑メール対策
・不正アクセス対策
・危険なホームページへのアクセス制限
・外部からの攻撃の検知
といった機能を持っている機器です。
最近では、多くの会社様でUTMを導入されていると思います。
ですが、ここで注意していただきたいのが、
「設置してあるから安心」とは限らないということです。
特に気を付けたいのが、
UTMのライセンス期限です。
UTMは、機器を置いておけば永久に同じように守ってくれる
というものではありません。
機種や契約内容によって違いはありますが、
ライセンスが切れてしまうと、
・最新のウイルス情報が更新されない
・迷惑メール対策の精度が落ちる
・危険なホームページの判定が古くなる
・不正アクセス対策の更新が止まる
・一部のセキュリティ機能が使えなくなる
といった状態になる場合があります。
つまり、見た目上はUTMの電源が入っていても、
中身のセキュリティ機能が古いままになっている可能性があるということです。
ここが非常に分かりにくいところです。
パソコンであれば、動きが遅い、画面が固まる、エラーが出るなど、
不調に気付きやすいことがあります。
しかし、UTMのライセンス切れは、普段の業務ではなかなか気付きません。
インターネットも普通に見られる。
メールも普通に送受信できる。
販売管理システムも問題なく使えている。
このような状態だと、
「特に問題はない」と思ってしまいがちです。
ですが、セキュリティ機器の場合、
問題が表に出た時には、すでに被害が出ていることもあります。
特に最近は、
・ランサムウェア
・偽メール
・不正アクセス
・危険なホームページへの誘導
・リモート接続を狙った攻撃
など、会社のネットワークを狙う手口も増えています。
そのため、UTMを導入している会社様でも、
定期的にライセンス期限や保守状況を確認しておくことが大切です。
確認していただきたいポイントは、次のような内容です。
・UTMのライセンス期限は切れていないか
・セキュリティ機能の更新は有効になっているか
・保守契約は継続されているか
・古い機器を長年そのまま使っていないか
・管理画面にエラーや警告が出ていないか
特に、導入してから数年経っている場合は注意が必要です。
「そういえば、いつ更新したか覚えていない」
「機器は置いてあるけれど、契約内容は分からない」
「以前の担当者が管理していて、今は誰も把握していない」
このようなケースも珍しくありません。
UTMは会社を守るための大切な機器ですが、
ライセンスや保守が切れていると、本来の役割を十分に果たせない可能性があります。
大切なのは、
「UTMを入れているかどうか」だけではなく、
「今も正常に守れる状態になっているか」です。
もし、UTMのライセンス期限や保守状況が分からない場合は、一度確認されることをおすすめします。
セキュリティ対策は、何か起きてからでは対応が大変です。
会社の大切なデータや業務を守るためにも、
UTMの状態を定期的に確認しておきましょう。
少しでも参考になれば幸いです。





