Internet Explorerは卒業間近です

パソコンを使用する大きな理由のうちの一つに
「インターネットを見るため」というものがあると思います。
実際のところ、公私ともにインターネットにお世話になっているという人は少なくはありません。

そのインターネットですが、
パソコンで見るために使用されるソフト「ブラウザ」で未だに根強い人気を誇るものが
Internet Explorer(以後ie)です。
その歴史は長く、windows95の時代からあった気がします。

ieなのですがサポートが終了したので新しいブラウザのエッジに切り替えてください
という内容の事をよく耳にすると思います。
しかしながら現在使っているシステム、特に銀行のシステムがieでしか使えないので変えられないというお話があります。

実際のところ、ネットを利用したサービスはieでの動作でしか検証をしていない場合は少なくありません。
マイクロソフト社の気まぐれで急にブラウザを変更されても、
開発コストや技術、時間などの問題により、他のブラウザで簡単に使えるようにはできません。
その結果、まだie対応のみで良いや・・・になってしまっています。

ですがここにきて、その流れも強制的に終了となりそうです。
その理由はwindows11にあります。

windows11は2021年10月5日にリリースされた新OSです。
windws10が最後のOSと言われていた中で11の登場でしたので、少し戸惑いました。
しかしながらその内容はwindows11に全てのパソコンを買い替えなくてはいけないのではなく、
スペック的な要件さえ整えば今あるwindows10のパソコンを11にバージョンアップできるというものでした。

実際のところ、自分の家にあるwindows10のパソコンを11に上げてみたのですが、
何の問題もなくバージョンアップすることができ、今でも快適に動いています。

ですが何も問題が無いというわけにはいきません。その代表的な例の一つがieです。
というのも、windows11にはieが入っていないのです。
例えば新しくwindows11のパソコンを買ってくるじゃないですか?
その中にはieは存在していません。探してもありません。

では今まで使っていたwindows10をバージョンアップしたらどうなるでしょうか?
元々ieが入っていたのです。そのまま残ると考えられます。

ですが非情にもバージョンアップした時にieは消されてしまいます。
お気に入りとかの引っ越しをせずにバージョンを上げてしまった場合は目も当てられません。
つまり、windows11になると強制的にieは使えなくなってしまいます。

何でこんな事になってしまったのか困惑してしまいますね。
では何故このような事をしているのかですが、
例え話としてieは老朽化した建物だと思ってください。
免震も耐震もない家で、これ以上運用するには危険。だけど補強するにも限界がある。
だから補強して直すくらいだったら新しいエッジという名の家に建て替えて、
ieは放棄しようというような感じです。実際のところ、windows11にはエッジは標準で備わっています。

今までは何とかieの使用を続けることはできていましたが、ここにきて遂に終止符が打たれる流れになってしまいました。
しばらく今のパソコンで使い続ければ良いと考えるかもしれませんが、
パソコンはいつ壊れるか分かりません。次に買い替えた時にはieが使えなくなると考えられるのでしたら、
今のうちにie以外のブラウザに移行し始めた方が良いです。

実際のところ、様々なシステムがie以外への対応が進んでおります。
もしシステムの絡みで切り替えを止めていたのでしたら、
このタイミングでもう一度システムの開発元に確認をしてieから卒業できないかを検討する時期なのかもしれません。