WEBサイトの内容を盗用から守る

WEBサイトを所持する事は珍しくは無いと思います。
基本的にそこには様々な人に知っていただきたい内容を公開していることがほとんど。

ですが見て知ってもらうのは問題ないですが
盗用されるのは話が別です。

例えばサイトに掲載した写真。これを勝手に第三者が意図しない場所で利用する事はいけません。
イラストや論文、解説文等もそうです。盗用されるのは面白くありません。

特に最近はAIが驚異的なスピードで進化してきました。
人の手では探しきれなかった情報もAIならば即座に情報を纏め、アウトプットします。
そこに自分のWEBサイトの内容が部分的でも含まれるのは避けたいところ。
下手したら内容が似ている事から盗用されたのにもかかわらず、逆に盗用したと言われかねません。

ではどうすれば良いのかですが
AIに学習させない完全な方法は現状存在しないのが現実です。
ただし学習されにくくする「違法利用を止められる」ための現実的な対処法はあります。

まず、しっかりと全ページに著作権表示(©表記)を必ず入れます。
基本的な部分で既に当たり前のように記載されているので対応は不要なケースが多いです。
© 2025 〇〇 All Rights Reserved
みたいな感じです。これで無断利用された時、相手は禁止事項を無視したと法的な部分で証明しやすくなります。

ただ今まではこれで良かったのですが、AIに対してはもう一段階進んだ表現をした方が良いです。
「AIによる学習・データセット化・機械学習用途での利用も固くお断りします」といった内容です。
AIはサイトの内容を読み込んでいるので、この一文によって「あ、このサイトは参照しちゃいけないんだ」と判断をし、自らの回答の糧にしません。

現在主要なAI企業三社は、権利者が明示的に拒否したら尊重する方向に流れています。
ですが、そのお願いを律義に全てのAIが守るかといえば答えはNOです。
今後、新たなAIが出てくることは容易に想像できますし、絶対に守られるとも言い切れません。

ですが、それでも著作権表示をする理由はあります。
相手が無視して使ったとき、
「見れば分かる禁止事項を故意に無視した」 と言えるからです。
これは訴えた時の武器になります。

実はというと、世界では「創作した瞬間に著作権は自動発生」します。
なのであえて著作権表示を書かなくても権利そのものは守られるものです。
ですが「書いてないから禁止だと分からなかった」と逃げ道を与えかねないので
やはり記載は必要です。
これからはAIがさらに成長していきますので、
今の内からこのような小さな予防線を準備する方がよいかもしれません。

    toyotushin

    株式会社東洋通信がITに関する情報を発信するブログです。

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